![]() | もう一つ今度は病気のつながりを見ていく上で一つ強調したかったのは%だけでよんでいくと、実際の病態を見誤るよということを強調したかったのです。従っていつも云いますようにg/dLに変換してから病態を考えて下さい、ということです。例えばネフローゼ症候群の患者ですが非常に悪い時に入院してγグロブリンの値が快復に従ってどんどん正常に回復していくのが分かります。ところが%だけでみると「γ分画は最初極期には変化ありませんよ。少し良くなりますと下がって、そしてまた回復するんだ」という誤った病態の判断をしかねます。これは極期の時Albが少なくなっているのでγ分画の相対%が低く出ない、ましてM蛋白のようにある分画が大きく変化するようなときには、必ずg/dLに直してそれで病態を考えるべきです。 |