![]() | もう一つの相対移動度を見ようというので最初にどういうことをやったかを述べます。丁度今日と同じように風邪をひいてまして、家で寝ていたらそのまわりに電気泳動のパターンをおいて気をまぎらわせていたんですが、突如思い出して当時はデンシトグラムというのは大きな濾紙にトレースしましたから、懸垂型の電気泳動装置で塗布点を同じにしてアルブミンとの距離をずーと並べてみたらα1、α2、βの分画移動度(正常血清ですが)がほとんど決まった位置になる。けれど先ほどのお話にもありました様に少し電気泳動の条件が変わると移動距離も変わりますから、移動距離の変化を、Albと塗布点の斜めの線上にのせまして相対移動度を検討したわけであります。 |