第8回 技術講座「血清蛋白像から何がわかるか」(14)


分画パターンの重視


分画パターンの重視


  1. β−γ bridging と IgA・IgM
  2. M蛋白帯の鑑別
     Rivanol沈殿法
  3. Separax上の波形帯
     ・粘稠度との相関
     ・粗面小胞体の拡大
      (Intraplasmocytic Protein Viscosity I.)
 
 電子顕微鏡で骨髄腫蛋白を見てみますと綺麗な粗面小胞体が見られますが、固有粘度と嚢状(袋状)粗面小胞体が拡張しているということと極めて良く相関していることが分かりまして粘度と蛋白質そのものの固有粘度と、それから電子顕微鏡像の粗面小胞体の拡大と関係していることも確立していった訳です。



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