第8回 技術講座「血清蛋白像から何がわかるか」
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相対移動度
その次ぎにM蛋白以外でも、どうもγ分画の形が病気によって色々違うということで、次ぎに考え出したのがβ分画とAlb分画、しかもβ分画というのは比較的グロブリンの中でシャープであまり病的に変化がこない分画ですので、それを1と致しましてγ分画その他の分画がどれ位の比率になったかによって相対移動度を検討した訳であります。
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