第3回 特別講演「血清蛋白分画の自動病態解析」
(34)
3.血清蛋白の自動病態解析
3-1 病態検出の概要
そこで、M蛋白は数年かけて検出できるようになりましたので、この河合の分類をどういう風に蛋白分画でやるかという事で、正直のところまだ試行錯誤の段階であります。これは河合の分類の全部でありませんで、一部なのですが、例えば蛋白欠乏型ですとか、ネフローゼ、妊娠、肝硬変、急性感染症、慢性感染症、γ分画が非常に幅広く出ている、β分画が高いというような表があります。これをどういう風にコンピュータでやっていくか、実は非常に難しい訳です。
前
次
もくじに戻る