第3回 特別講演「血清蛋白分画の自動病態解析」(22)


2-9 M蛋白の検出1

 ここに示すデータは全て免疫電気泳動で私共が判読した症例ばかりでありまして、その血清を蛋白分画してこのアルゴリズムに掛けたものです。"判定結果"として、コンピュータとのからみもありまして、まだ"M蛋白"としか書いてありませんが、後程いろいろな形にしたいと思います。ここではM蛋白を2つのアルゴリズムが検出しているという例でありまして、実際はIgG型多発性骨髄腫の症例でありまして、Bence Jonesの蛋白も血中で検出されている例であります。γ分画値39.2%、蛋白量は3.1g/dLという風なデータが出ております。このようにして検出することが可能です。



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