第3回 特別講演「血清蛋白分画の自動病態解析」(21)


2-8 変曲点によるM蛋白の検出

 "変曲点"を用いた検出法では、先程申しましたように、二次微分で波形を調べてみると、M蛋白の部分がプラスからマイナス又はマイナスからプラスヘ変っています。このような分画があっても、デンシトメータで分画しても5分画しか出てこない訳です。このままですとそのまま報告されてしまう可能性があります。一度ベテランが目を通さないといけないという事です。そういう時に、このアルゴリズムが非常に役に立つ訳でこの4つのアルゴリズムを使いました。それでは実際の例を示したいと思います。



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