![]() | 同じようにしまして、これは急性肝炎の患者さんを集めてみますとやはりハプトグロビンが非常に下がってきてアンチトリプシンが上がってくるという事です。そして免疫グロブリンがやはり多少高め −これは時期もありますが− 多少高いという事が判ります。それに反して慢性肝障害、というcrtieriaに入るものはこのような変化になりまして、急性の肝障害に比べて免疫グロブリンの値が若干高いという事も判りますし、アルブミンの程度が低くなることも判ります。他は同じような変化です。肝硬変に到るとそれだけを集めると顕著になってきまして、アルブミンの低下があってこのようなパターンになるという事で、一応こちらで捉えた病態と実際の病態が比較的よく合致してきているデータではないかと思います。 |