![]() | 実はこの血清の蛋白分画をやります前に、これも十数年前でありますけれども自動分析装置によって血中の蛋白を定量することができるという事で、最初に行ったのがテクニコンのオートアナライザーという装置を使って何とかできないかという事で始めたのが病態解析のはしりであります。その話を最初に少ししてみたいと思います。その後全自動のネフェロメータの装置等も出てまいりましたので、それを使って数年間やりました。この原理は血中の特定蛋白を選び、それを定量的に測定します。これをマイクロコンピュータに移し、もう一つのコンピュータにそのデータを入れまして、ここに書いであるような三つのアルゴリズムを使って最終的にコンピュータでレポートを書くという風な事を考えた訳です。この基礎になっているのは勿論"河合の分類"でありまして、それを蛋白定量でもって何とかできないかと言う事で始めた訳です。 |