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− 臨床意義編 −


 生徒 電気泳動には、なにか膜のようなものを使うと聞いていますが

 担当者 それは、支持体です。電解質液や粒子を支持する(支える)物です。

 もっとも基本的な電気泳動装置では、U字管のなかに溶液を入れ、粒子を浮かべて泳動します(gifアニメ)。これは移動界面電気泳動法といい、分離はたいへんよいのですが、溶液の対流が起こったり大量の試料が必要だったり、不便な点もあります。

 そこで、たとえば溶液に寒天を溶かし込み、固めてみます。
 固まった寒天は「目に見えないくらいの小さな穴がたくさんあいたスポンジ」のような構造(多孔質)をしているため、溶液も粒子もかなり自由に寒天の中を移動することができますが、寒天から流れ出してしまうことはありません。U字管をはずして寒天だけにしても泳動できますから、応用がきくようになりますし、取り扱いも便利になります。ただし、粒子の移動のしかたは寒天がなかったときと同じではありません。これが支持体ゾーン電気泳動法です。
 ほかにもいろいろな支持体があり、それぞれ性質が違うので、違いをよく知っておく必要があります。

生徒 蛋白分画に使うのは、どんな支持体ですか

 担当者 セルロースアセテートという、紙に似た薄いプラスチック膜です。多孔質膜なので白く見えますが、液体に浸すと孔に液体が入り込むことによって屈折率が変化し、半透明となります。

 −もっとくわしく教えてください−

 押してください 支持体にはどんな種類がありますか



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