第 4 回発表・抄録番号 5

TP高値の為セア膜電気泳動、免疫電気泳動を実施した症例

【症例の提示】

分画報告書

免疫電気泳動

 
60歳 女性 7月11日肺炎症状にて来院、入院。翌日呼吸困難、肺水腫顕著につき挿管。貧血による輸血も実施。レントゲンに骨粗鬆所見があったため患者に確認したところ、腰痛にて開業医通院中とのこと。
泳動条件 など蛋白分画(上) 不明。
免疫電気泳動(下) アガロース加寒天ゲル。

 泳動所見
 
コ メ ン ト臨床側と検査側との、意見の一致がなかなか見られなかった症例の経過報告です。

他の検査データ:   7月11日 7月22日     7月11日 7月22日
 TPH 8.78.3   ALP210H 387
 TTT0.00.0   ChE0.850.69
 ZTTL -0.6L -0.2   GOT24H 43
 総BIL1.20.9   GPT87
 直接BIL0.30.2   LDHH 665H 1438
 ALB3.43.5   γ-GTP2733
 M-蛋白IgA-κ     LAPH 204H 235
 T-CHOL 86L 93   血清AMYL 37L 44
 TG7488   CaH 13.011.3
 クレアチニン0.80.8   Cl106106
 尿酸H 10.66.4   KL 3.0L 3.0
 尿素窒素1217   Na150150
         無機燐3.24.2
         GLU85H 149
 
 血算 貧血。
 血液像 ミエローマ、メタ等出現。大小不同、赤芽球出現。
 IgA定量 著増。
 IgG定量 低下。
 IgM定量 低下。
 フェリチン 正常値の150倍

 その他の検査所見


解 説



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