第 4 回発表・抄録番号 4

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γ分画異常の症例

【症例の提示】

８６歳 男性		１６年前に胸痛を訴え来院、鬱血性心不全と診断。結核の既往あり、そのため肺の一部石灰化により症状が出たと思われた。 今年４月、鬱血性のものと思われる軽度の肝機能障害、腎機能障害（他の検査データ参照）。
泳動条件　など	：	蛋白分画　セパラックスＳＰ（上）、セパラックス。 免疫電気泳動　アガロース加寒天ゲル、アガロースゲル。 　泳動所見
疑　問　点	：	膜の種類により易動度が違うのはなぜでしょうか。 ＩｇＧ−λ型オリゴクローナルという診断でよいのでしょうか。 詳しく同定方法を教えてください。

他の検査データ：		4月14日	4月21日			4月14日	4月21日
	TP	7.4	6.8		Hb	L 12.3	L 11.0
	総BIL	H 1.0	0.8		Ht	L 34.9	L 31.4
	A/G	L 0.96	L 1.00		MCH	H 32.1	30.6
	T-CHO	161	136		MCHC	35.4	35
	TG	L 38	L 23		MCV	90.8	87.4
	クレアチニン	H 1.4	1.3		血小板数	161	139
	尿酸	6.9	6.5		好塩基球		1.0
	尿素窒素	H 27.2	H 27.9		好酸球		3.1
	ALP	H 10.7	8.9		好中球	56.3	60.5
	ChE	L 0.57	L 0.55		赤血球数	L 3.84	L 3.59
	CK	137	129		単球		H 8.8
	GOT	H 62	H 45		白血球数	6.33	6.39
	GPT	H 61	H 43		リンパ球		26.6
	LDH	H 494	H 448
	γ-GTP	H 49	H 43
	LAP	H 78	H 69
	ＩｇＧ、ＩｇＡ、ＩｇＭ　ほぼ正常値の中央あたり。 　ＡＦＰ　正常。 　ＣＡ　正常。 　その他の検査所見

【解　説】

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