第5回 アイソザイムアノマリーの検出とその意義

質疑応答


司会 東京医科歯科大学助教授 芝紀代子




芝 先生 それでは御三方の先生に前に来て頂きまして10分少々ですが、お話ないしはデスカッションをしたいと思います。この会は最初に櫻林教授がお話になったように、皆さん参加して頂いている先生方と一緒に会を作って行くと云うことですので、どうぞどんなことでも結構ですので、この機会にですね。LDH、アミラーゼそしてCKについて日頃、日常検査の中で疑問に思ってらっしゃることなどがございましたら、是非お話して頂ければと思います。どなたか、是非こういう事を聞いて見たいと云う先生、いらっしゃいますでしょうか?・・・じゃ櫻林先生ちょっと口火を切って頂ければ・・・。
櫻林先生 私、これが始めてではないんですけれども3人の方のお話聞いてましてですね。いつも感心するのは、この3人の方は本当のメディカルテクノロジストの方で、しかも日常の臨床検査をやりながら疑問を深く追求して行ったと云う点では本当に尊敬する方たちです。そう云う意味で今日3人の方にお話頂いたというのは本当に意義があったのではないかと思います。一つだけ、金光先生が先程、CKのアノマリーをですね。・・・
金光先生 セルロゲルを使っておりまして、セルロゲルは良くMMとバンドが一致します。私共先程スライドにお見せしましたのは、昔やりました寒天ゲルの電気泳動のパターンだったんですが、案外寒天電気泳動がマクロCKを見つけ易く、スライドがハッキリしますので、それを使ってるんですが、なかなか他のものは、あまりやっておりませんので見つけ難いです。やはり見つけ易いのは免疫阻害法で高いのはマクロCKがあるかなということでかえってその方が見つけ易いです。確認は電気泳動でした方が判り易いと思います。



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