第5回 アイソザイムアノマリーの検出とその意義
CKアイソザイムとマクロCK
倉敷中央病院 臨床検査科 金光 房江
倉敷中央病院の金光と申します。宜しくお願い致します。倉敷と云います所は皆さん良くご存じの様にたいへん観光地でございまして今日あたりはさぞかし地方のお客さんが多いと思います。私もローカルな所から出て参りましたお上りさんですのでどういう話ができるか分かりませんが、それではさっそくスライドお願い致します。
CKのアイソザイムについて、主にアノマリーについて話させて頂きます。先ずアノマリーを鑑別する上でやはり正常なパターンがどういうものかというのは充分把握しておきませんと、たいへん診断に影響します。CKのアイソザイムに関しましては、主として心疾患、筋肉疾患、甲状腺疾患などで依頼があると思いますが、免疫阻害法で自動的に大量の検体を短時間で測定すると、しばしば困ったデータが出ることがあります。アイソザイムをやっておりますと判りますが、数字で出てしまいますとそのままオンライン入力され、端末で先生方が見られてしまいまして、後からしまったと云うことがあります。そういう意味で正常と云いますか有り得る値とない値の鑑別が大切ではないかと思います。
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