第12回 特別講演「リウマチ、膠原病外来における血清M蛋白陽性例についての検討」(23)


【質疑応答(1)】

櫻林 先生どうもありがとうございました。臨床の立場から検査を見て頂いて、たいへんユニークなお話を頂きまして、ありがとうございました。常光が泣いて喜ぶようなお話もありました。ところで、松井技師長さんはもう辞めたんでしょうか。
伊藤 今年、退官です。
櫻林 ここのフォーラムにも来て頂きましたし、電気泳動講習会にも来て頂いて、たいへんユニークな方ですが、その方と一緒に仕事をされたというのはかなり、勇気のいる話じゃないかという気もする訳です。
 たいへん面白い、しかもこういう人柄の臨床の先生方がいっぱいいると検査も非常にやり易いんですが。ご質問等ありませんでしょうか。
松田 クリオグロブリンの出た方なのですが、少し前に当病院皮膚科でクリオフィブリノーゲンが出た患者で、皮膚の潰瘍が、その症状が繰り返されたケースで最近皮膚科の先生が温めるということをされ、それで軽快されて退院されたというのがあったのですが、この患者さんはそういうことは如何でしょうか。
伊藤 この患者さんを温めて透析を離脱できたかどうかというのはやっておりません。この患者さんは他のことで亡くなられてしまいまして、これからも無理なんですが、アイデアとしては面白いですね。例えば透析液の温度を上げるとか、普通37℃でやっていますが、高温度透析にしてみてクリオの人が腎不全良くなるとか非常に良いアイデアと思います。ありがとうございました。
櫻林 今後の治療に役立てて頂きたいです。



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