結語ですが
- CTE-8000とセパラックスSPの導入により、血清M蛋白疑いの検出頻度が有意に増加していた。
- MGUSでseronegative RA(RF陰性のリウマチ)に類似した多発性関節炎をきたす例がある。診断に注意しなければいけない。また高齢者ではRFが陽性になることもある、うちの例では数例RFが出ていました。普通のリウマチと鑑別が必要です。ただし関節が腫れてこない。
- 一方明かにリウマチとかSLEとか診断されていながらMGUSを合併してくる症例がいて、将来悪性変化をきたすことがあって、注意深いフォローアップが必要である。
- 最後にCTE-8000とセパラックスSPの導入は、関節炎の鑑別、多発性骨髄腫や悪性リンパ腫の予知に有用であると考えられた。
私は常光という会社も名前も知りませんでしたし、臨床の現場からバックされた結果でこういうことが分かってきて、自我自賛ですが非常に良かったんではないかと思っています。 |