第12回 特別講演「リウマチ、膠原病外来における血清M蛋白陽性例についての検討」(17)


【悪性関節リウマチの一例(7)】

MRAの病因  普通はRA(慢性関節リウマチ)という概念があって、その中に突然血管炎をおこしてくるMRAという、先程、言いました目が真っ赤になったり、神経障害が出て手が上がらなくなったり、足が上がらなくなったり、あるいは指先に潰瘍ができたり、消化管出血、そういう疾患概念があるんですが、さらにparaproteinemiaというかM蛋白の血管炎の概念があって、さらにクリオグロブリン血症、この患者さんはこの辺(3つの円の交わる所)にいたんではないかというようなことを考えました。



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