第12回 特別講演「リウマチ、膠原病外来における血清M蛋白陽性例についての検討」(9)


【MGUSを合併したSLEの2例】

MGUSを合併したSLEの2例

性別年齢関節痛関節腫脹罹患期間RF(IU/mL)CRP(mg/dL)血沈(mm/hr)治療

1.F2911Y陰性陰性10以下PSL10mg
2.F6410Y陰性陰性10以下PSL7.5mg


 γgl%M蛋白免疫gl
抑制
尿中
BJP
ANARNPSm骨XP骨髄
穿刺
CTE8000
導入前

1.18.6IgG(λ)np判明せず
2.8.8IgG(κ)np判明
 今度はSLEの2例ですが、この人たちは明かなSLEです。さっきの方は関節痛があって、診断がつかなくて実はM蛋白が出ていて、M蛋白による関節症だろうという患者さんですが、今度は明らかにSLEで腎生検でも診断されています。診断は間違いないんですがやっぱり関節で炎症所見はない、今、維持期になっていますので、プレドニンは小量使っています。γ−グロブリンはそんなに高くないし、症例2は他の免疫抑制あったんですが、BJPは出たり出なかったり、症例1はCTE-8000導入前は判明しておりませんでした。



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