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標準化の目標は、第一に測定値が「国際的な互換性(Comparability)」を持つこと、第二に測定値が「正確性(Accuracy)」であること、第三に測定値が「精密性(Precision)」である点にあります。 第一目標の国際的互換性では、わが国で開発された日常一般法である直接法が、スクリーニング法としてどの程度世界に受け入れられるのか、換言すれば、どれくらい患者のお役にたっているのだろうか、という点に焦点があり、 第二目標の正確性では、疫学研究・臨床試験・臨床検査等の分野において基準分析法による目標値と比較して、どの程度正確な測定値が得られるのか、そして、得られた測定成績で高脂血症診療ガイドラインをどの程度まで正しく適用出来るのか、あるいは、検査データーの施設間共有化がどの程度まで可能であるのか、という点に焦点があります。 |