第10回 リレー講演より「CK−MM、MBアイソフォームと急性心筋梗塞について」(3)


対象および方法

対象:急性心筋梗塞患者100名、男性70名、女性30名、43〜87名
採血:来院時より2時間ごと
等電点電気泳動:1%アガロースゲル、pHレンジ6〜9、泳動条件300〜1200V 2時間
染色:テトラゾリウム染色
ROC曲線による評価:胸痛からの時間区分0〜4h、4.1〜6h、6.1〜8h、8.1〜12h、12.1〜18h、18.1〜24h
測定項目MM3/1、MM4、MB2/1、MB3
 スライドに今回のデータ取りで使用した対象と方法を示しました。対象は急性心筋梗塞と診断された男性70名、女性30名で、採血はWHOのプロトコールに基づき、来院時より一定時間ごとに行いました。このようにして得られた結果は、最終的にROC分析て評価しましたが、これではスライドのように6つの時間帯に分け、各時間帯において従来から報告があるMM3/1比、MB2/1比のほかに、MM4、MB3の4項目で評価しました。なお、MM3/1比、MB2/1比は、以後それぞれMM比、MB比と表現します。



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