第10回 リレー講演より「検査情報としての血清蛋白分画あれこれ」(15)




 
 最後に肺炎を例にとり、αとαの動きを見て見ました。%が良いか、mg/dLがよいかをみるためです。結論から言いますとほとんどの例は%もmg/dLも同じ動きで、一部に%が良かったり、mg/dLがよかったりした例がみられました。私としては片方にしたい。何故片方にしたいかというと、報告書が数字だらけになるためです。ドクターに対してどういう見方をすれば良いのか教えてあげなければいけないから、その立場からすると、どちらかにしぼりたいわけです。すこし違う動きをするものがありますが、どっちがよいか結論は後送りにします。

 SLEのようにγが上がるものやTP低値の例も見て見ましたけれど、%がよいか、mg/dLがよいか結論は出ませんでした。これもやってみたいです。

 これでスライド終わりますけれども要はevidenceを少しづつ獲得していって、DRG導入の際、医師に“こうして下さい”“ああして下さい”というものを自分たちの手で作らないといけないし、論文を読んでデータを集めなければいけないということです。
ありがとうございました。



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