国民皆保険制度の導入に2度挑戦したが、 基本的には、民間保険による自由経済方式
| まずアメリカでは国民皆保険制度の導入を2度試みています。1920年代と1950年代に国民皆保険制度を導入しようとしておりますが、ご承知のようにアメリカは自由経済方式を基本としていますので、民間の保険会社から大きな反発と議会へのロビー活動が活発になりまして、さすがのアメリカ政府も国民皆保険制度に踏み切れなかった経緯があります。 基本的には民間保険による自由経済方式が基本になっているわけであります。ここが日本と非常に大きな違いです。1935年に社会保障法が制定されて、一応近代的な医療をささえる基盤ができまして、私がアメリカにいました1950〜1962年までの頃は従って古い形の社会保障制度の中で動いておりました。 |