![]() | そこでこういう状況がもう2年後を視野に入れて活発に今準備されている訳です。検査については関連することだけ今日申し上げましたけど。そこでそれに対応してどういうふうに検査を考えて行ったら良いか、まずDRGを確定するためのプロセスは問診と診察です。基本的検査をやってまず暫定的な診断名を付けます。そして病名・病態の診断ができたところで治療方針が決定され、経過観察し、途中で必要に応じた検査を組み合わせながら経過を観察し、どういう転機をとるかということになります。 そこで今後血清蛋白分画検査がどういう位置づけになって欲しいかということをここで書いています。病態スクリーニングのための自動セルロースアセテート膜電気泳動法による血清蛋白分画観察。これは以前にも私はお話する機会がありましたけれども、たった一滴の血清でわずか30分程度の時間でできる一つの検査で、これほどバラエティに富んだ病態を篩い分けることのできる検査は他にない訳です。 例えば白血球数をはかりましたよ、あるいはHCV抗体を測りましたよ、といっても非常に特殊な部分だけをねらっている訳です。しかし我々が病名を診断するためには患者さんの全体の身体の状況がどうなっているかということをまず把握しておく必要がある訳です。 |