| 1960年代は医療へのアクセスを整備しよう、いつでも、どこでも、誰でも基本的な医療を受けられる体制を作ろう。そして1961年に国民皆保険制度が成立して、殆ど100%の国民が色々種類はありますが、医療保険でカバーされました。 1970年代は医療の質を改善しようと、劇的な経済成長に合わせてどんどん検査室も検査が増えましたし、検査室の定員も増えましたし、器械もどんどん新しいのが入りました。自動分析装置も導入された時代です。老人医療の無料化も導入されました。あまり高齢者も多くなかった訳ですし、劇的経済成長していた時期ですから、どんどん医療の質が向上致しました。検査室も患者さんが増えなくても、年間15%から20%づつワークロード(仕事)が増えていった時代です。ところが1980年代になってみたら国民総生産の増加率よりも総医療費の増加率の方が上回った。このままではたいへんなことになるという訳で医療費の効率性を重視するコストを考える時代に入りました。 この間にいろんな点で、保険法の一部改正がありました。 |