第8回 技術講座「血清蛋白像から何がわかるか」(3)


体液(血漿)中の蛋白質成分


体液(血漿)中の蛋白質成分

  1. Predominant Proteins:1〜5g/dL
  2. Major Proteins:0.1〜1g/dL
     IEPで同定可能
  3. Minor Proteins:10〜100mg/dL
     IEPで検出可能
  4. Trace Proteins:10mg/dL以下
     SRID、Nephelometryで測定可能
     RIA、EIAで測定可能 1mg/dL以下
 
 もう一つの分け方は濃度、どれ位含まれているかということから分けております。これも皆さまご承知の様に1g/dL〜5g/dL程度のものというと2つしか有りません。AlbとIgGであります。その次の段階は1桁下がりましてメイジャプロティンは免疫電気泳動法である程度、同定可能な成分。マイナプロティンになるとはっきり免疫電気泳動で同定は不可能ですけれども、IEPで沈降線として検出できるものです。トレースプロティンは1けた下がって近年の免疫測定法の微量化、簡素化によって様々な領域まで広まっています。




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