第7回 報告「血清蛋白分画におけるReference Interval(基準範囲)の設定」(19)

19.不十分な点、問題点(2)



不十分な点、問題点(2)

2)解析に関して
  1. 既往症のある者を除くと対象が減少(特に高齢者)
  2. 生理的条件や生活習慣を細かく分けたらきりがない
  3. 生理的条件や生活習慣は入り組んでいる
     ex.男は喫煙者、アルコール摂取者が多い
  4. 問診だけでは以上を除くことはできない
     ヒストグラムで大きくはずれた値の除去
     他の検査データで異常値の除去
 解析に関しましては、既往歴のある者を除くと対象が減少いたします。特に高齢者はたたけばほこりがでる体ですので、どんどん減っていきまして、どうしたらいいのか分からないところがありまた。
 生理的条件、生活条件も細かく分けたらきりがない。また、生理的条件、生活習慣は入り組んでいます。男性はタバコのみとアルコール摂取が多いということで、こういうところを細かくみていこうと思ったら、症例数が要ります。
 また問診だけで、異常を除くことはできません。ですから、ヒストグラムで大きくはずれた値を除去したわけです。
 場合によってはこれだけでもなかなか除去しきれない部分があります。だから他の検査デー夕の異常値も除去する方法を試してみる必要があると思いました。



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