第7回 報告「血清蛋白分画におけるReference Interval(基準範囲)の設定」(10)

10.結果 各種条件による差(2)


因子を除去
 
 そうしますと、例えば性別、年齢のところでしたら、タバコはのんでない、肥満はない。アルコールは飲んでない、という風にして、見たものです。だから、症例数がちょっと少なくなって、不確かなところもあります。
 まず年齢に関しては、先ほと差がありましたけど、無視できるものとなりました。それから性別に関しましては、男性の方がAlbがちょっと高く、α2が低いという結果でした。γは先ほどは差がありましたけど、差がなくなりました。
 喫煙については、タバコを吸う人の方がγが低いかな、と思われます。
 肥満になりますと、男性も女性も、Albが低く、βは高いという結果でありました。

 以上の結果については、症例数が少ないため、今のところは、こういう傾向があるということにとどめておきたいと思います。


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