第4回 特別講演「ポリアクリルアミドゲル電気泳動による血清及び尿蛋白の意義」(19)


4.PAGEの臨床的有用性
4-1 ダブルアルブミン

 これから私がPAGを支持体に使ってどういう分析をしているかをお話させて頂きたいと思います。

 私の所では電気泳動をやっておりますのでいろいろな検体を分析して欲しいという事がありますが、私が一番最初に依頼を受けたのが元北里大学の斉藤正行先生からでダブルアルブミンの患者(一家系)があるからディスク電気泳動して欲しいと25年前に依頼されました。右図はその家系の血清タンパク分画でアルブミンが2つあります。これが始めてPAGで仕事をしたきっかけです。



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