ポリアクリルアミドゲルとは
| PAGはアクリルアミドと架橋剤(通常BISと呼んでいます)を触媒の存在下で重合させて作ります。三次元の網目構造をもつ高分子化合物です。という事は、アガロースとか寒天・セルロースアセテート膜は常に既製のものを使わなくてはいけませんが、PAGはアクリルアミドとBISを用いれば、どんな分析にも適応できるゲルを作成できるという良さがあります。昔私がやり始めた時には、アクリルアミドもBISも良いものがなかったので、自分達で精製したりしていましたが、今日では電気泳動用という銘打って非常に良いものが出てきていますので、私共もやる時には必ず電気泳動用というのを購入します。 |
![]() | PAGの化学構造を示しましたが、アクリルアミドとBISを触媒重合又は光重合で重合する事で、このようなPAGができます。 |