![]() | 早速宣伝になりますが、電気泳動の支持体を大きく分けますと、セルロースアセテート膜と寒天・アガロースゲルそれからPAGというのがあります。私もこの3つの支持体をいろいろな分析に使ってきました。昭和62年に医科歯科大の公務員になりまして丁度20年になりました時に、出版杜の方から電気泳動はちょっとしたコツがあるから、何か書かないかというお話しがありまして、それでは微力ながら今迄やってきた経験を生かして書こうという事で、セルロースアセテート膜篇、寒天・アガロースゲル篇、ポリアクリルアミドゲル篇という風に3冊書いたわけですが結構大変でした。その中で私達は一番セルロースアセテート膜が馴染があるのですけれども、なぜPAGでなくてはいけないか、使ったらどういうよさがあるかという事を中心にPAGに焦点を合わせてお話を進めてゆきたいと思います。 |