第4回 特別講演「ポリアクリルアミドゲル電気泳動による血清及び尿蛋白の意義」(1)


1.はじめに

 どうも過分なご紹介に頂きまして有難とうございました。今日はポリアクリルアミドゲル電気泳動(以下PAGEと略す)による血清及び尿蛋白の臨床的意義という事について、お話しさせて頂きたいと思います。私は医科歯科大に来まして25年になりますが、今年の3月までは検査部生化学という所で、検査の業務に携わっておりました。この4月から保健衛生学科に移りましたけれども、20数年に亘って電気泳動を中心にいろいろな研究をしてきました。今日の前半は一応教科書的ですけれどもPAGEを使えばどういう風な分析ができるかというようなお話をさせて頂きます。後半は私が実際にポリアクリルアミドゲル(以下PAGと略す)を使って、どういう風な検索といいますか、分析を行っているかという事をお話させて頂きたいと思います。



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