第3回 特別講演「血清蛋白分画の自動病態解析」(41)


3-8 ネフローゼ

 これはベテランが見ますと直ぐに判りますが、α領域が非常に高くなっていて、アルブミンが下がっています。総蛋白量も3.91g/dLと非常に下がっています。これはネフローゼ症候群の疑いが非常に強いのですが、先程のアルゴリズムではネフローゼ症候群以外に蛋白欠乏という事も出てきてしまう訳です。



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