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その不均一なporosity多孔性をかなり補正したためにS又はSPの膜では、こういう傾向はほとんど出なくなったわけです。 実はその波形帯を示し、これは血清粘度、水の粘度を1として血清の粘ちょう度がとれ位かを測って、縦軸にとった図ですが、IgG型のmultiple myeloma骨髄腫、EMGというのは良性M蛋白血症を見ますと、骨髄腫の場合にIgGもIgAもIgMも粘ちょう度が高くなるのです。悪性の場合の方が。良性の場合には、ほとんど粘ちょう度は上がらない。しかも粘ちょう度が上がっている症例のうち、この半分黒く塗りつぶしたのは波形帯を示したものです。まれに良性でも波形帯傾向を示すものがありますが、粘度が2.5以上になるとはぼ波形帯が出てきたというわけであります。 |