第2回 特別講演「免疫グロブリン異常症」
(14)
14.骨髄腫におけるM蛋白の種類と発生頻度
実はIgGの場合に1、2、3、4サブクラスがありますけどもこのようにIgG
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が圧倒的に多いわけです。骨髄腫の患者に多いのです。IgGの60%がIgG
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ですから、いかにIgG
1
が骨髄腫になり易いか、ここでわかります。実はIgG
1
とIgG
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というような奇数番号のサブクラスがslow‐γに易動するのです。正常の場合でも、IgG
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とIgG
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という偶数番号のサブクラスが比較的fast-γ寄りに泳動されているということから、サブクラスの分布と先程の易動度のことが、ぴったり合ったことになります。
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