| 検査室でM蛋白血症と診断するための血清蛋白の検査所見の特徴は大きく2つあります。1つはM蛋白血症、もう1つはそれに付随していろいろ他の血清蛋白も変動してきます。ですから当然血清蛋白分画をやるとM蛋白が見えるというだけでなくて、他にもいろいろ付随した変化が血清蛋白分画像に現れることに注意します。一般的には急性相反応型で、M蛋白を伴っている患者さんというのは、何らかの形で炎症病態を持っていることがほとんどですので、しばしば急性相反応型、即ちアルブミンが減少しα1、α2グロブリン分画が増加しているというパターンがみられるわけです。 |