| 血液の中の蛋白質を機能的に分類すると、ここに書いてあるような種類があります。 特にここで問題になりますのは、Passenger Proteins、病的蛋白質群というのがありますが、これはたまたま或る細胞が作っておりまして、その代謝の結果、一時的に血液の中を通過するものでありまして、例えばガン細胞から病的に産生される様な蛋白質群、これらがまだ無数に判らないものが在る訳です。これらを含めますと大変数多くなります。 |
| 検査の対象としての血清蛋白というものを考えると当然測定或いは分析法の感度を考えなくてはいけませんので、病的な面から4つのグループに分ける事が出来ます。 まず第一に、Predomlnant Proteinsと言われるのは、濃度が正常の場合1〜5g/dL位含まれるものといいますと血清アルブミン IgG免疫グロブリン位になります。これは血清蛋白の電気泳動分画検査だけで、ある程度この二つは増減を推定する事が出来るのです。 |