![]() | これは、12年前に私達が寒天ゲルと反応するM蛋白例ということで、臨床病埋に報告したものなんですが、この場合も同じようにslow−γ位にM蛋白が出現しています。アガー・アガロースゲルを便った免疫電気泳動で観察してみますと、スライドのように塗布点にM蛋白が残ってしまい、慣れている人でないと見逃してしまう危険性があります。この症例では、塗布点のM蛋白を見逃して、Bence−Jones蛋白も出現していましたので、Bence‐Jones型多発性骨髄腫として治療されていた症例なんです。 これは普通、検査室側でその矛盾に気がつかなければいけないんですが、臨床の先生から分画でslow−γ位の方にM蛋白があるのに、どうして免疫電気泳動ではBence‐Jonesの位置がmid−γ位なんですかという指摘があったんです。それで疑間に思い、我々のところに依頼がきた症例です。これはやはり検査室サイドで気がつかなければならないことだと思います。 |