| 3つの症例について提示した。 | ||
| 泳動条件 など | : | コーニングアガロースゲル。 |
| 泳 動 所 見 | : | 蛋白分画・異常なし。 ALPアイソザイム(アガロース、以下とくに記載がない場合は同じ)・高活性を持つ小腸バンドとその陽極側バンド。小腸からのテーリング。 ノイラミニダーゼ処理・ヘレナ社セパレーターを使用。うまく処理できなかった。 ホモアルギニン添加・10mM/Lを発色試薬などに添加し泳動。失活なし。 フェニルアラニン添加・10mM/Lを発色試薬に添加し泳動。やや失活が認められた。 耐熱性試験・56℃15分でやや失活、65℃5分でほぼ完全に失活。 リポ蛋白結合・HDL沈殿試薬と血清を等量混合し、遠心した上清についてアイソザイムを行った。変化なし。 免疫向流法・変化なし。 TritonX処理・TritonXをタイタンVを支持体とした膜の緩衝液のなかに混ぜて、電気泳動。変化なし。 PIPLC処理・血清100μLに5μLのPIPLCを添加し、一晩室温放置後泳動。変化なし。 検査の進めかたのヒント |
| 疑 問 点 | : | 小腸バンドとは位置が違うので、糖鎖構造とか分子量に違いがあるものと思われますが、はっきりしたことはわかりません。臨床側にどう返したらいいでしょうか。また、今後どのような検討をしていったらいいのか、お聞きしたいと思います。 |