第 3 回発表・抄録番号 4

γ分画に異常がみられる症例

【症例の提示】

分画報告書  免疫電気泳動

 
89歳 男性 5年前に心筋梗塞で入院。半年前再入院。吐血、下血、肝硬変、急性胃粘膜病変、肺炎、糖尿病。
泳動条件 など蛋白分画(左)・セパラックス
免疫電気泳動(右上)・寒天ゲル
免疫電気泳動(右下)・セパラックス

 泳動所見
 
疑 問 点
  1. なぜ泳動パターンのγグロブリンの外側に泳動されるのでしょうか。
  2. γ分画IgGと、パターンの外のM蛋白のIgGとは、どう違うのでしょうか。分子量や荷電に問題があるのでしょうか、またそれを調べる方法はありますか。
他の検査データ: TPL 6.0 ALP219 血清AMYL 36
 ZTTH 13.1 ChEL 113 唾液AMYL 71
 総BIL0.7 CK38 CaL 4.0
 A/GL 1.30 GOT18 CLH 111
 M-蛋白IgG-λ GPT13 K4.7
 T-CHO102 LDH434 NaH 148
 クレアチニン0.7 γ-GTPH 21 無機燐2.7
 尿酸3.9 aHBD164 アンモニア2
 尿素窒素H 29.6 LAP34
 
 その他の検査所見


解 説



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