第 12 回発表・抄録番号 3

IgG-κ型多発性骨髄腫症例に認められたパイログロブリンの性状 (9)


免疫固定電気泳動像

 さらに血清を希釈した場合の免疫固定法です。塗布点に残るM蛋白の同定のため、血清を10倍、20倍、30倍希釈したものと、2ME処理したものにて固定法を実施しました。20倍希釈では、IgG-κ型M蛋白と同定できるものが少なくとも2ヶ所で認められました。20倍希釈で問題のM蛋白は、塗布点と塗布点以外にも認められましたが、2ME処理では塗布点に認められませんでした。塗布点に泳動していたのは、IgM-λ型M蛋白と思われます。
 従って、セ・ア膜でγ分画に認められた3つのピークは、IgG-κ型M蛋白とIgM-λ型M蛋白によるものと思われます。
拡大図



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