第 12 回発表・抄録番号 3

IgG-κ型多発性骨髄腫症例に認められたパイログロブリンの性状 (10)


泳動像の変化

 入院から2月までの泳動像の変化です。1月よりpancytopeniaが進行し、肺炎、DICを合併し一時は危険な状態でしたが、治療により3月には胸水も消失し、緩解して一時退院となりました。それに伴い血清IgM濃度およびセ・ア膜塗布点に近いM peakも変動しております。
 また、1月の検体は、非動化により凝固しましたが、その後弱く白濁が認められる位になりました。これらのことから、1月の検体がパイログロブリンの性状を強く呈したのは、IgM型M蛋白が著しく増加したためと考えられます。
拡大図



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