第 12 回発表・抄録番号 3

IgG-κ型多発性骨髄腫症例に認められたパイログロブリンの性状 (12)


0.2M 2ME処理後の免疫電気泳動像

 次に非動化により白濁を生じた2月14日の血清を用いて、2ME処理を行いました。原血清、2ME2時間処理、56℃30分非動化後2ME2時間処理した血清で比較検討をしました。右側2つの泳動像では、コントロールとして2ME処理していない血清を塗布しております。
 いずれにおいても、IgG、IgM、λで陽極側への移動が増すという同様の傾向を示しました。以上のことより、セ・ア膜での塗布点近くのM peakはパイロの性質をもつのではないかと考えました。免疫グロブリンクラスはIgM-λ型M蛋白で、このM蛋白がパイログロブリンの性状と関与していることが考えられます。
拡大図



次へ   ELPフォーラム症例検討会へ戻る