第 11 回発表・抄録番号 3

支持体により易動度が異なるslow IgG‐λ型M蛋白の物理化学的特性について (13)

電気浸透現象  電気浸透現象なんですが報告に時間がかかった一つの原因というか、言い訳なんですがほとんどの電気浸透現象について文献を調べたところ支持体自体が+に荷電している。その為に、プラス荷電に対して緩衝液中の−イオンが支持体とひっつくために余ったプラスのイオンが陰極側に流れるために電気浸透現象が起こるという表現されていたので、私が当初考えていた理論と合わないので悩んでいました。 ふっと富士フィルムさんとセパラックスSPの開発の経緯を話しているうちに支持体はマイナスに荷電しているということをちらっとききました。それなら理論と合うということで、電気浸透現象を私なりに解釈したところ、電気浸透をおこす支持体セパラックスを想像してもらったら良いんですが、支持体というのは無数に穴が空いて、その中を蛋白が通っていく。無数の迷路のような洞窟があると考えますと、その一つの洞窟をとり上げた時に、支持体はマイナスに荷電、洞窟を横から見た模式図では、支持体が−に対して+イオンが管壁に集まってきます。真中辺は+−入り乱れているとすれると、管壁に集まったプラスのイオンが集合状態で移動するので、これが電気浸透流を起こすのではないか。逆に電気浸透流のないものはそういうものが起こらず、均一に+−が存在すると解釈しました。



次へ   ELPフォーラム症例検討会へ戻る