LDHアイソザイム(2)

 まず最初にLDHすなわち乳酸脱水素酵素について簡単にお話致します。
 LDHは生体内の多くの組織に存在しておりまして、嫌気的解糖系の最終段階に働く酵素として知られております。LDHは分子量35000の心筋型のHあるいはBと、骨格筋型のMあるいはAと称される2種類のサブユニットから成る4量体で、ランダムハイブリット形成から5種類のアイソザイムが存在しております。これらは電気泳動により陽極側からLDH1、LDH2、L DH3、LDH4、LDH5に分画されます。



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