泳動像とメンテナンスとの関係について


 営業サービス部のまとめによる「蛋白分画の泳動パターンより推測される、全自動電気泳動装置の不具合と対処法について」をご紹介します。この報告は、「全自動電気泳動装置のコントロールサーベイ」の結果をもとに構成されています。


1.塗布状態の不良

 a)塗布のむら



 片寄り、抜けなど



 b)アルブミンのかぎ形が強くでている




 c)染色状態の濃淡混在




2.
泳動展開の不良

 ☆シート間
  a)泳動距離が短い
  b)泳動距離が長い
  c)泳動距離が長短混在(5〜7mmの差)




 ☆シート内
  d)シート内の各分画の展開距離が変わる




3.
泳動像が不鮮明

 a)泳動パターンがぼやける



 縦方向にスジが入る
 境界不鮮明
 (バンドがゲジゲジ状になる)



 b)染色むら




4.染色状態の不良

 a)染色状態が薄い



 b)アルブミンが染色抜けして白っぽくなる




 
対処法一覧



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