95年度と99年度の新潟大学第二内科患者でのM蛋白陽性疑いの患者の比較 95年度M蛋白陽性疑い15例中、8例で免疫電気泳動が行われ、8例全例にM蛋白陽性が確認された(100%) 診断名:monoclonal gammopathy of undetermined signuficance(MGUS)、多発性骨髄腫:2例ずつ。 (血液学的には、悪性疾患に伴うもの3例、MGUS 6例) 99年度M蛋白陽性疑い24例中、14例で免疫電気泳動が行われ、12例にM蛋白陽性が確認された(85.7%) 10例では、CTE8000導入前にも電気泳動が行われていたが、3例ではM蛋白陽性の疑いは指摘されず。 診断名:MGUS:7例(そのうち2例は、アミロイドーシスを合併)、多発性骨髄腫:3例、SLE 1例、sinobronchial syndrome 1例。 (血液学的には、悪性疾患に伴うもの3例、MGUS 9例) |
ここから臨床的な話になりますが、M蛋白陽性疑い患者さんの比較をするとどうであろうか。95年度に技師さんが見ていた時には15例が指摘されていたんですが(これ反省しなければいけないんですが、臨床医が全然、免疫電気泳動を出していない)8例を出しまして、全例にM蛋白陽性が確認されています。100%です。技師さんがディテクトしたやつはやっぱりM蛋白陽性であるということです。血液学的に悪性疾患に伴うものが3例、MGUS(monoclonal gammopathy of undetermined signuficance)はっきりした病気がなくてM蛋白が出ているのが6例でした。 99年度はどうかというと24例指摘されていたんですが、臨床医が全部は出していませんで、14例出しました。そうすると12例に本当にM蛋白が出てますよということで100%から85.7%に下がっていますがスクリーニングですからそれで良いのではないかと思います。 |