結語
- 2204例についてM蛋白バンドのスクリーニングを行った。
- 50歳代からM蛋白バンドが出現し、80歳代での出現率が最も高かった。性別でみると男性は80歳代、女性は60歳代がもっとも高い発生頻度だった。
- IgG(κ)型のM蛋白の出現頻度がもっとも高く、年齢が高くなるにつれて、他のタイプの占める割合が増加した。
- M蛋白バンドの移動度は、年齢が高くなるにつれて大きくなった。
- IgGサブクラス濃度および構成比は、特異的に増加したものはなかった。
| 以上お話致しました結論を示しました。
この研究から同じM蛋白でもその移動度のちがいから予後判定ができれば非常にいいなぁと思って今症例数を増やして検討しているところです。
これで終わります。 |