動脈硬化と関連する血清脂質状態
| 動脈硬化を念頭におきながら、血清脂質を考えてみますと、図のような血清脂質状態が動脈硬化を惹起することが云われています。基本的にはこのような状態になってからおおよそ20年後に動脈硬化を基盤とした疾患が出現してくるわけです。 すなわち、血清中のコレステロールが上昇した状態、HDLコレステロールが低下していわゆる善玉コレステロールが低くなった状態、従ってHDLコレステロールと総コレステロールの比が低下した状態、中性脂肪が上昇した状態が動脈硬化に関連するということが最近のデータで分かっています。 |