第10回 記念講演「DRG/PPSとELP診断技術」(1)


はじめに

 松尾先生ご紹介ありがとうございました。ただ今ご紹介ありましたように私は自治医科大学を退職致しまして、現在、東京で国際臨床病理センターを開設して、主として国際交流に力を入れています。国内の方は若い方々におゆずりして、老害をばらまかない様に自粛しております。

 今日はELP診断技術フォーラムが始まって10年目になります。このELP診断技術フォーラムが開設されたきっかけというのは常光さんの方からサーベイをやりながらユーザーの方々に社会還元の一つとして、情報提供したいという話がありました。そこで外部精度管理調査をして、ユーザーの間での施設間差をできるだけ小さくする努力がまず必要ですし、ただ技術的なことを改良するということだけですと十分な成果が得られません。診断技術というふうに名命をしたのは、単に検査技術だけではなくて、それを利用するための基礎知識を得ることと、さらに臨床に最大限の検査情報を提供するための勉強会にしようということで本フォーラムがスタートしたわけであります。



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