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Reduced viscosity 還元粘度というのは、1g当りの蛋白でどれ位粘ちょう度が高くなるかという指数なんですが、それを見ますとマクログロブリン血症とIgG型のM蛋白で波形帯を示したものが圧倒的に多く、しかもslow-γ寄りに集中しているというのはIgG型です。IgM型は、もともとマクログロブリンは分子が大きいですから固有粘度は高いのです。このようにして、slow−γ寄りに泳動されて波形帯を示すIgG型、M蛋白というのはまず骨髄腫で、しかも粘ちょう度が非常に高くなるという性質を持っています。 |